GoProから緯度経度情報等のメタ情報の取り出し方
このスクリプトは何をする?(ソース付き解説)
GoProの動画からGPS軌跡(GPX)を抜き出し、1秒間隔に整形。動画は1280×720 / 6Mbpsで
QSV/AMF/MF いずれかのハードウェアエンコーダで再エンコード。
エンコード進捗をCSV/SVGで保存し、最後にExifToolでメタデータを完成MP4へ丸コピーします。
処理の全体像
- GPXテンプレ生成 → GPS抽出(ExifTool)。
- 1Hz整形(各秒の先頭点を採用、速度/高度は数値抽出)。
- example.gpx互換でGPXを書き出し。
- 720p/6Mbpsでハードウェア再エンコード(libx264へは落とさない方針)。
- 進捗ログ(CSV/SVG)を自動生成。
- メタデータを元動画から新MP4へコピー。
使い方(例)
python gopro_gpx_720p.py "F:\videos\gopro_session" --overwrite --hwenc auto
- path:動画ファイル or フォルダ(.mp4/.mov/.m4v を再帰探索)
- –ffmpeg / –exiftool:同梱しない場合は明示パス可
- –overwrite:既存の
_1280_720.*
を上書き - –hwenc:
auto
/qsv
/amf
/mf
(libx264には落ちません) - –no-progress:進捗CSV/SVGを作らない
要点と注意
注意:引数に
NVIDIA専用にしたい場合は
nvenc
はありますが、候補列挙は h264_qsv / h264_amf / h264_mf
のみ。NVIDIA専用にしたい場合は
pick_encoder_list()
に h264_nvenc
のエントリを追加してください。
ソースコード(全文)
クリックで折りたたみ/展開
最後にひとこと
「GPS付きGoPro素材を、地図連携しやすいGPXと配信用の軽い動画に一発で分解したい」――そのニーズに直球で応えるツールです。 欠けているのはNVENCサポートくらい。必要なら一行追加でOK。遠回りせず、実務で“すぐ使える”設計になっています。
現場で回す前に:サンプル1本で
©株式会社ビー・ナレッジ・デザイン
--overwrite
なし&--hwenc auto
からテスト推奨。©株式会社ビー・ナレッジ・デザイン