大切な情報は、どうして漏れてしまうのか。

情報漏洩はなぜ起こる?|原因・対策とアプリ設計あんしんナビ
情報漏洩を「わかる」から「防ぐ」へ

大切な情報は、
どうして漏れてしまうのか。

最近の情報漏洩事例をもとに、主な原因と具体的な防ぎ方を、専門知識がなくても理解できる言葉で整理しました。さらに、安全なアプリづくりを支援する新しい仕組みを紹介します。

2026年10月21日版一般の方・事業者向け企画から運用まで
安全づくりは継続が大切
情報を集める前に必要性を確認
サービスを公開する前に危険を確認
公開したあとも点検を継続
01 / 基本を理解する

情報漏洩は「悪い人がパスワードを破る」だけではありません。

本来見られないはずの情報が見えてしまう、取引先の権限が悪用される、誤った相手に送ってしまう。原因はさまざまです。

入口を守る

本人かどうか確かめ、使わない入口を閉じる。

見られる範囲を絞る

一人が見られる情報と操作を必要な分だけにする。

被害を小さくする

保有情報を減らし、異常の発見と復旧を準備する。

02 / よくある原因と対策

6つの原因を、身近な言葉で説明します。

「なぜ起こるか」と「どう防ぐか」をセットで考えることが重要です。

01

他人の情報が見えてしまう

どうして起こる?
ログインできても、本来見てはいけない人の情報を表示してしまう仕組み。

どう防ぐ?
画面や裏側の通信で「この人が見てよい情報か」を毎回確認する。まとめて大量に見られない仕組みも設ける。

確認のポイント:閲覧できる人の確認
02

合鍵のようなログイン情報を盗まれる

どうして起こる?
パスワードなどを盗まれ、本人や保守担当者になりすまして操作される。

どう防ぐ?
二段階の本人確認を使い、作業権限は必要な時間・範囲だけに限定。異常な利用を検知する。

確認のポイント:本人確認と権限の限定
03

システムの「弱い部分」を突かれる

どうして起こる?
更新されていないソフトや設定の不備が入口になる。

どう防ぐ?
更新を続け、公開前と更新時に検査する。使っていない入口は閉じる。

確認のポイント:定期的な更新・検査
04

外部の取引先から入り込まれる

どうして起こる?
委託先が侵害され、その権限を使って自社・顧客の情報までアクセスされる。

どう防ぐ?
委託先のアクセス先を制限。作業端末や担当者を確認し、終了後に権限を停止する。

確認のポイント:委託先の安全管理
05

情報を持ちすぎている

どうして起こる?
必要以上に集めた名前・連絡先・履歴が、侵害時の被害を大きくする。

どう防ぐ?
必要な情報だけを集め、期限を決めて削除。可能なら個人を直接識別できない形で扱う。

確認のポイント:収集・保存の最小化
06

データを人質に取られる・誤って送る

どうして起こる?
ファイルが使えなくなる攻撃や、送付先の間違いでも業務と信用を損なう。

どう防ぐ?
復旧できる控えを分けて保存して実際に戻す練習をする。送信先確認と操作の記録も行う。

確認のポイント:復旧準備と誤送信対策

「絶対に侵入させない」だけでなく、「入り込まれても、大量の情報を持ち出せない」仕組みが必要です。多層的な安全対策という考え方を、日常的な言葉で表しています。

03 / 直近の公表事例

実際に公表された事案から学ぶ

2026年9月21日〜10月21日に公表された情報を例示。事案の発生日と公表日は同じとは限りません。

委託先のログイン情報が悪用された事案

NECは2026年10月20日、保守委託先から盗まれた正規のログイン情報が悪用され、顧客環境のシステム停止や情報漏洩が確認されたと公表しました。

NEC公式発表を読む ↗

アプリの会員情報が漏洩した事案

物語コーポレーションは2026年10月5日、焼肉きんぐ公式アプリの会員管理システムで不正アクセスによる漏洩を公表。10月20日には、必要な個人情報の保有を減らす方向も発表しました。具体的な侵入方法は、公表内容だけで断定できません。

漏洩に関する公式発表 ↗ 再発防止方針 ↗

業界横断で注意すべき脅威

IPAの2026年版では、データを使えなくする攻撃と、取引先・委託先を狙う攻撃が、組織向けの主な脅威として挙げられています。

IPA 情報セキュリティ10大脅威2026 ↗

※個別事案の原因が未解明な部分について、特定の攻撃手口を確定原因とはしていません。

04 / 防止策を形にするアプリ

新しい「アプリ設計あんしんナビ」

事故が起きた後の対処だけでなく、アプリやシステムをつくる前から、公開後の点検までをつなぎます。

iOS試作版 v1.3

アプリ設計あんしんナビ

企画・開発・公開・運用の各段階で「確認漏れ」を減らす設計・運用支援ツール

  1. 01

    企画

    何のために、誰の情報を、どこまで集めるか確認する。

  2. 02

    設計

    見てよい人の区別、保存先、委託先の権限を決める。

  3. 03

    開発・試験

    他人の情報を見られないか、止まったら復旧できるか試す。

  4. 04

    公開判定

    重大な未対応があれば公開を保留し、証拠を確認する。

  5. 05

    運用

    権限や更新状況を点検し、記録を残す。

  6. 06

    事故対応

    被害拡大を止め、記録を保存し、連絡と再発防止を行う。

試作版に実装 現在できること

  • 質問に答えながら危険と対策を整理
  • 6段階・15項目の基本確認
  • 担当者・期限・判断理由・確認記録の保存
  • 重大な未対応事項がある場合の公開保留表示
  • 作業項目の整理と仕様書・試験項目の作成支援

今後の構想 さらに目指すこと

  • アプリやサーバーの自動安全診断
  • 使っているソフトの弱点情報との連携
  • 点検期限の自動通知
  • 監査用PDFレポートの自動出力
  • 複数担当者による承認・証拠の厳格管理
本アプリは現時点で、自己点検と設計判断を支援するiOS試作版です。実際のサーバーを自動検査する機能や、セキュリティを保証する機能はありません。Xcodeでの実機ビルド・動作確認も未実施です。一般公開・販売の開始を意味するものではありません。
05 / いま、確認してみる

安全づくりの簡易チェック

会社やアプリの現状に合わせてチェックしてください。チェック状態はこのページ内だけで使い、外部送信・保存しません。

0 / 8 項目を確認

このチェックは気づきのための簡易版です。チェック済みでも安全を保証するものではありません。

参考情報と制作上の注意

出典・対象範囲

本ページは2026年10月21日時点の公表情報および「アプリ設計あんしんナビ v1.3」ソース付属資料に基づいて作成した一般向けの解説です。記載の対策は一般的な推奨であり、個々の企業の確定原因や診断結果を示すものではありません。

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